![]() |
利き手が脳の発達に深く関わることはよく知られた話です。
私は左利きで、いわゆる少数派に位置していますが、やはりこの日本社会は左利きには不親切です。
駅の改札はもちろん、グローブなど、右利きを前提に作られた物が社会にあふれています。
では、日本人には右利きが多いのはなぜなのでしょう? 小学生入学前に利き手が決定し、年齢を重ねるごとに右利きの割合が増します。一つの説とし脳の右と左は常日頃競いあい優位に進んだ方が他方をおさえるため 、左半球が優位であるため、右利きが多いとされます。 しかし、ある時期においては右半球の方が優位にたつ時期があり、それが8才頃で右利きが減少する時期で あります。また、左利きは女より男に多く、年をとれば差はなくなってきます。 身体的な発達が女性の方がはやいからと言われています。だから、女性は男より 言語能力が優れているのかもしれません。左利きと言われると運動神経がいいだ の人と違う考えがあるだの色々なイメ−ジがあります。 左利きの要因は遺伝的な物と病的な物に分類され、病的な左利きは出産時もしく は後の脳の外傷より左半球に障害を受けてしまい、結果右優位になってしまった のです。左の脳の方がどうやら障害を受けやすいようです。 この説に関して実は身をもって証明してしまったのです。 母から聞いた話なのですが、私は、出産時に死んでいると言われ、帝王切開の結果、よく観察すると かろうじて呼吸をしていたそうです。(当然、未熟児で体重は2000mgでした)その際、酸素の供給が止まった時間があり、脳に障害?を受けたかどうかは分かりませんが、 事実なのは私が左利きであることだけです。 また、男性ホルモンが左半球の成長を抑制します。 左に対する偏見は強く、右大臣より左大臣は権力は予約、左遷、 アメリカでLEFTとは邪悪なという意味もあり、タイやビルマでは左は排泄を処理 する不浄な手といわれます。性差別もあり、右が男、左が女という具合いに。 まあ矯正はあまりよくないでしょう。脳が利き手を決めるならその行為は自然の 摂理に逆らうのですから。 左利きは天才が多いといわれます。特に、数学や科学、芸術など、ただ国語など 文学的な物は弱いようです。つまり、空間認識力が強いのです。これは、右半球 優位であることを考えれば、さほど疑問でもありません。 あのアインシュタインが左利きであり、理論を言葉にするのを非常に悩んだのも うなずけます。まあ、私は天才ではないですから、この説は信用できません。(笑) |
トップに戻る |