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今、100人の人がいます。そのうち、40人は癌で死にます。残りの25人は脳血管障害で死にます。更に残り、20人は 肺炎で死にます。そして、残りは、他が原因で死にます。
つまり、ガンや脳血管障害にならなくても、肺炎で死亡してしまうという現状です。 しかし、実際、ガンについて正確に理解している人はどれくらいいるでしょうか? 名前だけ知ってるという人、結構多いのではないでしょうか? ガンは何も、ガンというウイルスがいるのでもなく、人体の中からちょっとした手違いで 生じてきます。
全ての細胞の中には、DNAという物質が存在します。
ガンは紫外線や薬物といった様々な要因でこの遺伝情報に異常をきたし、結果、本来必要な物質をつくることができなくなった状態を
いいます。つまり、もとをただせば、がん細胞は普通の細胞なのです。 エラー蓄積説か、プログラム説。 ★エラー蓄積説は、紫外線や食品中の有害物質により人体に対する小さいダメージをうけると、DNAの修復が 行われます。しかし、そのダメージを重ねていくと、DNAの修復にエラーが生じてしまう、というものです。
★次に、プログラム説ですが、老化遺伝子(老化状態にするタンパク)の存在とテロメア仮説があります。
テロメアというのは、染色体の末端の部分で、細胞分裂のたび、これが短くなります。 少し前までは、ガンは切るしか完治はない時代がありましたが、今は放射線治療や、優れた抗がん剤で、必ずしも 切る必要はなくなりましが、やはり、それだけで完治するのはなかなか難しいようです。 今、医療技術は日進月歩だといわれています。が、はたしてそうでしょうか。 確かに、人間の遺伝子が全て解明され、テーラメード医療(その人個人にあった治療のこと)が目の前まで来ています。 ドラックデリバリーシステム(薬を作用させたい場所まで成分が溶け出さないようする手法)の開発が進み、薬も副作用の軽減が盛んに行われています。 しかし、薬に関しても、製薬企業はもはや新しい化合物の合成には限界を感じています。 もう、これ以上はないっというところまで来てしまったのです。今は、過去の化合物でもはや使われなくなった物で何か有効な物がないか、再審査を行っています。 その良い例が、サリドマイドでしょう。以前は睡眠薬として使われていました。つわりにも有効である ということで、多くの妊婦の方が使用しました。 とことが、その妊婦にアザラシ胎児が生まれたため、 その後、日本では発売禁止となりました。 サリドマイドの話が出たので、エナンチオマーの話や、不斉合成の話もしたいのですが、私自身、有機化学は 苦手なので、やめておきます。 ところが、2005年にこの薬が再び世に顔を出しました。 なんと、この薬が多発性骨髄腫(抗体産生細胞の腫瘍化により病的な抗体が産生される病、医療現場では英語の頭文字をとってマルミエとよんでるそうです)に効果を示すとの報告があったからです。サリドマイドの使用により、 奇形児があらわれるのは、妊婦がサリドマイドを飲むのは、つわりがきつい30ヶ月程度。 そのころには 胎児の器官形成が行われる時期。その時期に服用したため、器官形成が阻害され、このような事故が おこってしまったのである。 しかし、この作用を利用(ガンの除去)して、多発性骨髄腫に有効性を示すと言うわけです。 病気にならないためにすることは、何もありません。(そんなことはないけどね) 普通の生活さえしてれば、それで十分です。 ただ、40歳以上の人は、半年、もしくは年に一回は健康診断に行くようにしてください。 ガンなどは発見の時期より、予後の回復がだいぶ違ってきます。(まあ、乳がんはそうでもないらしいけど) ・不思議な(?)お話
これは、知り合いからの医者から聞いた話なのですが、昔は心不全による死亡が多かったのはご存知でしょうか? |
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